NFTについての素朴な疑問と答えをまとめました
こんにちは、モモンガです。わたしのYoutubeチャンネルで、NFTについての完全ガイドの動画を作ったので紹介します。
この動画を作るまでにすごく長い道のりがありまして。そもそもNFTに興味を持ったのは「宮崎学の写真をNFTにしてみたい」と思ったのがきっかけで、これはNFTがブームになっていた頃に思っていたのに、なかなか道のりが進まず、完成がここまで遅くなってしまいました。
それでいろいろと経験して覚えたことがあるので、せっかくだからと、総集編みたいにまとめたわけです。
詳しい手順をご覧になりたい方は動画を見てください。このブログでは、わたしが調べてわかったことを「よくある質問と答え」の形式でまとめたのでそちらを掲載します。
▼DMMビットコイン
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3TLEE…
▼宮崎学のNFT https://opensea.io/manabu_miyazaki
▼公式サイト https://owlet.net/
▼アトリエwebの森(わたしのサイト) https://webnomori.net/
▼お問合せは公式LINEから https://lin.ee/xqHXPNP
Q:そもそもNFTとは何ですか?
デジタル世界のアートやコレクションアイテムを所有する方法の新しい形式です。
NFTは、ブロックチェーンという技術を使って所有者が確認され、記録されるため、誰が持っているかという証明がついています。
この「唯一無二の証明がつく」という特徴が、今までデジタルのアートなどの世界ではなかった概念なので、特定のアーティストの作品をコレクションしたり、それが値上がりするという面白さがありブームになりました。
購入することでそのアーティストを応援するという意味もあるので、応援する楽しさ、集める楽しさ、利益を出す楽しさにもつながっています。
ブームが落ち着いた現在は、証明がつくというNFTの特徴を使って
ゲームだったり、いろんなサービスを開発しようという動きもでています。
Q:NFTは転売できると聞いたけど…?
はい、NFTは、転売をすることができ、誰から誰に転売され、現在の所有者が誰なのか、ブロックチェーンによって証明されています。
NFTプラットフォーム(取引所マーケットのようなところ、今回はOpenSea)は、
NFTが転売されるたびに、元の所有者やアーティストに一定の割合の収益が支払われるしくみを作ることができます。
これらの権利は取引時に自動的に処理されることもあります。
Q:NFTに権利をつけて販売することはできますか?
はい、NFTに権利をつけて販売することはできます。
たとえば、その作品を特定の用途に使用する権利をつけることができますが、利権関係のトラブルを避けたい場合は、NFTの利用の範囲を明確にして販売する必要があります。
具体的な権利や条件は、NFTの契約ごとに異なります。
データ自体に権利を自動的につける方法はすごく難しいので、簡単な方法としてはミントする時に自分で規約を明記しておくなどの工夫が必要です。
Q:買ったNFTを改変したり、加工したり、どこまで使って良いかは、決まっている?
私が調べた限りは、そのような規約は、出品者ごとに設定することができるようです。
一般的なこととしては、「NFTはコレクションとして所有する」ことが目的なので、改変や使用目的まで細かく規約を作っているアーティストは少ないようです。
NFTとして出品するデータも、軽いデータ(jpgなど)で、二次加工には適さない形式なので、商品化を目的としたデータを販売しているわけではないです。
自分が購入したNFTを、SNSのアイコンにすることは定番の使い方なのでそれで注意を受けている事例は見たことはありません。
また特に禁止されていなければ自分が楽しむ範囲で、Tシャツなど作っても問題がないと思います。
Q:アート以外の変わったNFTってあるんですか?
デジタルに証明が紐ついているものなので、証明書代わりに使っている事例があります。
- プロジェクトを応援するための会員権代わり
(特定のサービスを受けられ、利益も出る) - 不動産の証明をNFTで発行
- ファンクラブの会員権
- 特定のお店で商品を買うための引換券
- 講演・セミナーなどの入場券代
NFT所有者に「デジタル村民」の認定をして、
村おこしに活用している錦鯉アートは有名ですね。
Q:NFTはは誰にも改ざんできないという意味ですか?
それは少し意味が違います。
NFTでもしょせんデジタルのデータなので、スクリーンショットはとれますし、ダウンロードした後に、トリミングしたり、色など加工すれば別の作品に仕上げることもできてしまいます。
NFTにしたからといって、その作品が加工できないのではなく、NFTがその証明書(コントラクトアドレス)と共に、NFTプラットフォーム上に陳列されている限りは、そのデータは唯一無二のもので誰が所有しているかが明確になっているという意味です。
Q:NFTは例えばロゴを納品する場合のような、加工可能なデジタルデータじゃなくてもいいの?
私はデザイナーなので、「デジタルのアート作品を買う」ということは、イラレなどのデザインソフトで開くことができて、どのような大きさにも改変できるデータでなければいけないのではないか?と思っていました。
でもNFTはそういう概念はないようです。
改変されることは想定していないので、イラストレーター形式などのデジタルデータではなく、jpgデータのような軽い形式のほうが良いとされています。映像も同じ考え方のようです。
Q:NFTはこの大きさのデータでないといけないという決まりはありますか?
私が使った事例ではありませんでした。
とても小さいデータ、スマホで小さいスクショをとったものでも、ツイッターの画面のスクショでも、どんな小さいサイズでもNFTにできます。
ただし、プラットフォーム(NFTを販売してるところ)により、アップロードできるデータの種類と、容量に制限があるので、その制限以内である必要があります。
Q:NFTをミントする際に必要な「ガス代」って何ですか?ガス代って何に使われるの?
NFTをミントするということは、たくさんの計算とネットワークリソースが必要でそれに費用が発生します。
つまり単なるデジタルであるデータを、世界につながるブロックチェーンの輪の中に入れてもらうわけなので、その手数料のようなものです。
具体的には、世の中にはブロックチェーンを作っている「マイナー」という人たちがいて、世界中で分散してその作業をしています。
そのマイナーへの報酬にガス代が必要です。
世界中のマイナーたちの計算処理のおかげで、ネットワークのセキュリティと安定が維持されるので、その報酬を払う必要があります。
Q:ガス代はOpneSeaに支払う手数料とは別ですか?
NFTをミントして出品する際には、ブロックチェーンネットワーク上でトランザクション処理に関連するガス代がかかります。
これはブロックチェーンネットワーク全体に支払われる手数料です。
そしてこれは、NFT販売の時にかかる手数料とは別です。
たとえばOpenSeaでは、出品したNFTが売れた際に、販売手数料としてNFT売却金額の2.5%が必要となります。この手数料はプラットフォームによっていろいろです。
Q:ガス代ってだいたい、いくらぐらい必要ですか?
ガス代は、ネットワークの種類、日や時間によって変わるので一概に言えないですが、今回の出品にかかった費用はこのくらいでした。
①GMOコインにて購入 0.0362ETH(10,000yen)
②メタマスクに送金 0.0362ETH(手数料はかからなかった?)
③NFTを出品した後のメタマスク残額 0.0188 ETH
(差額 0.0174 ETH=4,774 yen)
今回は4774円分の費用がかかりました。イーサリアムがもっと安い日や、ネットワークがもっと軽い日や時間帯だったらこんなにかからない可能性もあります。(仮想通貨の相場と、円の相場も動くので本当に一概に言えなくてそこが難しいところです)
Q:勝手に人の作ったデジタルデータをNFTにすることは可能ですか?
やってみてわかったのですが、これは可能でした。
私はアーティスト本人から許可を得て、彼の代理でNFTにしましたが、これを許可を得ず勝手にNFTにするのは誰でもできてしまいます。
ただし、NFTは、「特殊な新しい方式のコレクション」なので、アーティスト本人が認めていないNFTを所有したところで、何も価値はないですし、そもそもコレクションしても無意味で、もしアーティスト本人の知るところになったら訴えられる可能性もあるということです。
となると、出品されているのが本物かどうかというのは自己責任で調べる必要があると思いました。たとえば、本人ツイッター(X)や公式サイトと紐ついているか?本人がOpenSeaに出品していると発言しているか?などで安心材料になると思います。
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