(WEB制作入門2)HTMLの目的
HTMLは、世界共通のコンピューター言語で、タグというコードでできています。
タグは、「こんな意味で使いましょう」ということが決められています。
たとえば、h1 というのは見出し1のことで、大見出しという意味があります。
文字に単に大きさと太さを指定してどーんと目立つようにしたから見出しではなく、見出しにはちゃんとh1というタグをつけないといけません。どうしてでしょうか?
HTMLのバージョンは変化してきた
HTMLは、過去にいろんなバージョンがあり、みんなそれぞれ好きな方法でホームページを作っていました。
その結果、そのバージョンに対応しているブラウザ、対応してないブラウザ、いろいろ出てきて、ホームページを作る基準、一定のきまりというものを整備しないといけなくなりました。
この、HTML4とかHTML5とかのキマリを決めている世界的な機関 W3Cがあります。
世界中の人が好き勝手な方法で記述をすると、収集つかなくなるので、W3Cが推奨している方法で作りましょうという国際的な標準規格があります。
この一番の目的は「すべての人に同じように情報を届けましょう」という目的が有ります。
すべての人というのは、デスクトップPCで見ている人、ノートパソコンで見ている人、タブレットで見ている人、スマホで見ている人、誰もが同じ情報を平等に受け取れるようにしないといけません、という意味です。
すべての人の中には、「音声ブラウザでHPを読んでいる人」も入ります。Googleが情報を収集するロボットクローラーも入ります。
では、音声ブラウザでHPを読んでいる人やGoogleロボットはどのように情報を受け取っているのでしょうか
これはwebの森のサイトです
こちらが、スタイルシート(装飾)をはずしたHTMLそのままの表示画面です。
音声ブラウザの方はこれを読み上げたものを「見ている」ことになります。
下の方を見ていくとこうなっていますね
実はGoogleロボットもほぼこれと同じ画面を見ています。
Googleはこの状態でサイトを判断しています。
Googleに認識されないサイトとは?
自分のサイトに新しいお客さんが来てくれるきっかけって何でしょうか?
- 名刺交換したときに名刺にアドレスが書いてある
- メールを送ったときにメールにアドレスを書いておく
- facebookやtwitterなどをしていて、お知らせを書いて誘導する
- 新聞や雑誌に広告を出す、もしくはチラシを配ってそこにアドレスを書いておく
- どこかの誰かが紹介してくれ、リンクをはってくれた
- 検索エンジンで検索して来てくれた
こんな感じですよね?
1から6番、全部をやったほうが良いですが、この中で絶対無視できないのが6番 検索エンジンからの集客です。
つまり、Googleに認識されないサイトということは、集客の可能性を大きくのがしていることになります。
どうですか?このページの冒頭でどうしてこんな難しいことを聞かないといけない?って思いました?
できるだけちゃんと決まりを守って、W3Cの勧告にしたがって作っていくと、Googleにもちゃんと認識してもらいやすいというメリットがあります。
だから、自分が見てる画面だけですべて判断しないで、ちゃんとGoogleに認識してもらえるようにサイトを作るということは大事なのです。
Googleは、ロボットなので、どんなおしゃれなサイトだろうが、シンプルなサイトだろうが、あまり関係ありません。
それよりも、これは大見出しです、これは中見出しです、これは目次です、これはリストです、という文章の意味と構造を伝えることが大事なのです。
関連記事
-
【Q】ブログとfacebookページ、両方更新するのがしんどいです。どちらに力を入れたら良いですか?
先日友人から「うちのホームページ、全然人が見に来ないみたいで問い合わせもないしどうすれば?」と相談を ≫続きを読む
-
古いバージョンのWordPressサイトを、新しいバージョンに上げ、データベースを移転する方法のメモ
サーバーの引っ越し。こまごまといろいろやらなければ行けないことがあって、よく手順を間違えたりしてロス ≫続きを読む
-
facebookページの更新だけではもったいない
HTMLやcssの講習をした生徒さんが、ネットショップのオープンに向けてがんばってます。 こだわりの ≫続きを読む
-
Dreamweaverで携帯サイトを作る方法
携帯(ガラケー)サイトの作り方なんてもう不要な技術なのかもしれませんが、自分でも、この記事の中身をも ≫続きを読む
-
【Q】サーバーとかドメインとか言われてもよくわからないのですが・・・
webの森では、サイト制作をご依頼したお客様に、毎回サーバーとドメインの管理を今後どうするかをお聞き ≫続きを読む
-
売れるECサイトを制作、運営するためのノウハウまとめに取り上げていただきました
webの森の記事が、「売れるECサイトを制作、運営するためのノウハウまとめ」に取り上げていただきまし ≫続きを読む
-
ブログを作る場合はサブドメインより、独自ドメインの下にが◎
わたしは信州EC実践会というネットマーケティングの勉強会の事務局をしていますが、 ネットショップ運営 ≫続きを読む
-
WordPressのメリットを再確認しませんか?
今更ですが、「Wordpressってすごいメリットがあるんですよ!」 というネタで動画を作りましたの ≫続きを読む
-
【Q】わたしのネットショップ、写真が良くないと言われたのですが・・・。
よく言われることですが、「ネットショップは写真が命」 買う人は手にとって見ることができない、匂いを嗅 ≫続きを読む
-
WordPressの2段階認証が失敗する場合
WordPressのセキュリティを上げるために、2段階認証を導入しましたが、 よくご質問を受ける失敗 ≫続きを読む