詐欺に合わないための注意
オモテのきっかけは「宮崎学の写真をNFTで販売してみたい」、裏のきっかけは「ゲームで課金するのはバカバカしいから、どうせ遊ぶなら稼いで元がとれるようになりたい」
この2つがNFTやメタバースのことを勉強し始めたきっかけですが、勉強すればするほど奥が深いし、これから5年後10年後に、私が仕事で関わっている業界がどう変わるのかについてアンテナを常に張っていかないと時代に取り残されちゃうだろうなという危機感に変わってきました。
それで覚えたことをアウトプットすることで自分の学びになるので、このところNFTや暗号資産関連のことをブログに書いています。
詐欺に合わないために
昨日とある勉強会に出て、同席した先輩に詐欺にあわないための注意をたくさん教わったのでメモメモ。
仮想通貨界隈では詐欺師やハッカーがめちゃくちゃ沢山います。
たくさん情報をもらったり、アドバイスもらったりするのですが、よく教えられるのが「常に自己責任、情報やおすすめを鵜呑みにしないで、勉強のために試してみようと思うのは良いですが、余剰資金を少し試してみるなら良いのですが、、もし失っても落ち込まない程度のことから少しずつチャレンジしていきましょう」ということです。
1)discordでいきなりDMが来るのはほとんど詐欺なのでブロックしよう
新しいゲームやサービスに興味を持つと、まず公式discord参加しようというリンクをもらうことがあります。
参加した直後は、たいてい何も表示されないか、1ページだけの案内が出ていることが多いです。
そうしたら先にルールを読んで、そのルールに同意したらイイネボタンを押すように・・みたいな指示が書かれていますのでその通りにすると、チャンネルが表示されます。(運営側があなたのアカウントにチャンネルを表示したり書き込みできる権限を与えます)
しかし、こうして参加して挨拶チャットとかに「hello」って書いたとたんに、
いかにも運営のようなアイコンと運営のようなnameで、DMが来て、ここにも登録するとお得なキャンペーンで景品がもらえるよみたいなメッセージが来ますが、詐欺がとても多いので要注意だそうです。
この場合discordの設定は、友達以外はDMできない設定にすると良いと思います。
2)discordでは先にフレンド追加してから話をする
discordで知り合った友人と会話をしたい場合は、まずフレンドに追加申請をして相手が許可してくれると、お互いにDMできるのですが、(またはdiscordで友人になった人からフレンド申請が来たら、許可するようにする)この設定にしておくと少し安心です。
これだけでかなり詐欺からのメッセージがかなりブロックできます。
(とはいえ、友達を装っって詐欺に誘う場合もあるので注意は必要ですが・・・)
3)エアドロ(エアードロップ)情報などに参加する楽しさとリスク
エアドロップとは、新規ゲームや、新規取引所などが資金調達のためにトークンを無料で配るイベントのことで、キャンペーンに参加することで無料でもらえるトークンがあります。
「無料でもらったトークンが、数ヶ月、数年後とかに取引所に上場したりして値上がりして、それを売却してめっちゃ儲かった~」みたいな情報を知ると、つい飛びつきたくなってしまいます。
注:これからた度々トークンという言葉が出てきて初心者には戸惑うかもしれませんが、ここでは簡単に「暗号資産界隈で、価値が出る可能性がある資産」って考えておいてください。それがなにか特定のゲーム内で使えるコインだったり、特定の場所で価値のあるアバターとかカード、土地などのアイテムだったりします。またトークンは自分が所有していることを証明することができて、転売して利益を得ることができるのも特徴です。
キャンペーンに参加すると、Twitterで引用リツイートしてね、メールを登録してね、などの参加条件が書かれており、その条件をクリアするとエントリーできる(抽選に参加できる)というしくみが多いです。
当選するとTwitterなどで、「おめでとうございます。当選したから、ウォレットのアドレス(銀行口座のようなものを)教えてね~」ってメッセージが来るので、こちらのウォレットのアドレスをコピー貼付けするとそこにトークンを送ってもらえます。
このときに、運営側にウォレットにトークンを送信してもらったというコトは、こちらのウォレットのアドレスを知られてしまうということなので、よくわからないエアドロップに参加するときはお試しということで「使い捨てのウォレット」「使い捨てのメアド」で参加するのがおすすめですよ、と言われるのはこういう理由だそうです。
とはいえ、怖がって何も参加しないでいたら勉強にならないし、ある程度さわって慣れていかないと、「これって怪しい?」とか「これは本当に流行りそうだから今から参入しておいたほうが得かもしれない」という、アンテナを磨くこともできなくなってしまいます。楽しみながらリスクも知った上で勉強していきたいですね。
ウォレットとは、暗号資産などを取引するときに使える自分だけのお財布です。パソコンのブラウザにプラグインとして追加するものや、スマホアプリ、それからUSBみたいな形として提供されているコールドゥオレットというタイプもあるそうですが、今回のブログで事例に出しているのは「メタマスク」というメジャーなウォレットで、キャプチャ画像は、ブラウザGoogleクロムの拡張機能として追加したメタマスクの画面です。
4)エアドロップなどの参加のリスク
イベントは楽しいし、お得な情報もいっぱいあるのですが、プロジェクト自体が詐欺の可能性もあるそうです。
たとえば、すごい経歴の人の写真とプロフィールを勝手にコピー貼り付けして作った偽物の豪華そうなホームページを作り、こんな目的のすごいプロジェクトが始まります!今から投資しておくと、上場後に爆上げの可能性!みたいなキャンペーンを立ち上げて、初回に参加してくれた皆さんへのプレゼントとして、膨大な量のトークンを発行して、配ってしまう偽プロジェクトがあったとします。
この場合のトークンは「これから発足するプロジェクトでの価値」なので、仮想ですから、運営が偽物の場合、勝手に膨大な量をいくら発行したとしてもお金がかかるわけではないので、いくらでも配布できてしまうということになります。
そしてプレゼントに当選した人たちから、膨大な量のウォレットのアドレスやメールアドレスを収拾して、そのプロジェクトはどこかに消えてしまったとします。
この時点で、プレゼントもらった人は、もらったトークンは何の価値も産まないけど、無料でゲットしたものだし無害だからと放置しておきますよね。ただの電子ゴミってことです(忘れちゃうことも多いと思います)
ところが数カ月後、数年後にこの出所不明トークンが、自分のウォレットのなかでとんでもない悪さをする場合があるそうです。
ウォレットの中に入っているほかのコインやトークンをごっそり抜かれてしまったりする危険もあるそうなので、それでよくわからないプロジェクトに参加するときは、使い捨てのメールアドレスと、ウォレットを分けましょうということが言われています。
↓過去に自分のウォレットで接続したことがあるサイト一覧はここで確認できます。
不要なものは解除したほうが良いそうです。
5)勝手にプレゼントされるトークンはさわらない
いろんなキャンペーンに参加したりしていると、いつの間にか受け取っている知らないトークンなどがあるそうです。
それは、自分でもどこに投稿したかも忘れてしまったようなサイトでとられた自分のウォレットアドレスに、送られてきたトークンだそうです。
こういうのは、何かとトレードしようとしたり、どこかへ転送しようとしたり、、等の行為は何もせず放置しておく、非表示にしておくのが一番だそうです。
何か作業をしようとしたとたんに、自分のウォレットに入られて、中にあるコインなどをごっそりとられた・・という被害例を聞きます。
▼自分のウォレットに入っているトークンを確認する方法
メタマスクのアカウントの左、3つの点をクリックしてから、アカウントをEthercanで表示
エクスプローラーは、イーサならEtherScan、ポリゴンならポリゴンスキャンと、それぞれネットワークごとの履歴が確認できるサイトになります。
メタマスクの作成方法はネットにたくさん作り方が出ているのでそちらを検索してください。
どの解説にも書いてあることですが「秘密鍵は絶対教えない、たとえば写真にとっておきデータを失ったら困るので、手書きメモみたいなアナログの形で保存しておくのも安心」とあります。
PCとスマホを切り替えて同じメタマスクのアカウントで接続しようとするときにも秘密鍵、パスワード、メール、この3点セットが必要になります。
この秘密鍵をなくしてしまったために、ウォレットにいれておいたお金を永遠に失ったという事例や、教えてあげるよと親切に声をかけてきた友人に秘密鍵を共有して見せていたために、ウォレットに入っている財産をごっそりもっていかれた事例なども聞きます。
6)メタマスクのアカウントの切り替え
先程からメタマスクという言葉を出していますが、メタマスクとは、ウォレットの一つでとても有名なウォレットなので私も入れています。
そしてメタマスクを作ると、まずアカウントを作成という画面に来るのですが、この「アカウントっていったい何のため?」っていうことが私は理解できていませんでした。
ウォレットとは日本語でお財布ですよね?つまりネット上で持つことができる自分だけのお財布なのですが、
アカウントは、そのアカウント単位で、持ってるトークンやコイン(財産)が管理されるので、このアカウントを切り分けることで、
- ゲームAには、うさぎさん
- ゲームBには、たぬきさん
- プロジェクトCには、こぶたさん
のように、ウォレットを分けることで管理していくと、
プロジェクトCについてはゴミプロジェクトだったとしても、AやBにつないでいる、うさぎさんとたぬきさんの資産は守れる
ということだそうです。
ゲームAはすごく力をいれていて、トークンを買って投資もしたり、ゲームをめっちゃ遊んで強くなってきて、育てた自分のアカウントを販売できるところまで強くなってきた・・・すごく価値が出てきた・・としたら
そのアカウントが、プロジェクトCとつながっているとちょっと不安ですよね。
なので、私も最初は、訳がわからなくなるからいくつもアカウント作るのはやめて、1つで行こうと思っていたのですが、アカウントを分けることの大切さを後から教えられました。
あとは、仕事でNFTを取り扱ったり、出品したりする場合はウォレットそのものを別の新規ウォレットを作成し、秘密鍵も別で、メールアドレスもパスワードも別でやったほうが良いということも教わりました。
(言われてみればそうなんですが、最初のうちは手探り状態なのでかなり混乱します。その都度メモしながらやっているのですが、管理が大変になります)
メタマスクについてはもっとたくさん備忘録があるので別記事にしてみます。
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