【Q】わたしのネットショップ、写真が良くないと言われたのですが・・・。

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よく言われることですが、「ネットショップは写真が命」
買う人は手にとって見ることができない、匂いを嗅ぐこともできない、肌触りも大きさも実感できない、でもこのようなことを不明にしておいたのでは、「カートに入れる」ボタンをクリックする指も止まってしまいます。

迷っているユーザーの背中を押すような「これに決めた!」という写真をとってアピールしましょう。いくつかの事例を紹介します。

《2016年2月補足》サイトリニューアルにあたり、旧記事を整理していますが、アクセスの多い記事は残していこうと思います。古い情報が入っていますのでご注意ください。

ネットショップは写真が命

Before
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【Before】上からただ撮影しただけで、光の工夫もしていないので美味しそうにみえません。さらに、お茶の名前が並んでいるだけでどれを選んだら良いのかピンと来ません。

After
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【After】ピントを合わす場所を少なくして、後ろをぼかしているために立体感が出ます。カメラの位置もぐっと低くして、お茶に向かって自分が間近まで迫っている感じを出しています。

さらに…
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【アップで】一覧表示画面ではなく、商品個別ページではなるべく大きな写真を載せましょう。ユーザーは手にとってみれないぶん、なるべく詳細に、質感や色、手触りなどを感じたいはずです。

演出も大事
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【演出も大事】 「こんなティータイムがしたい!」と思えるような演出が大事です。美味しそうに・・・飲んでみたい!と思えるような写真があるといいですね。

提案も大事
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【提案も】ただ、お茶っ葉の写真が掲載されているだけでは、購入までの一歩につながりません。ユーザーにカートを何度も行ったり来たりさせながら、複数の商品を選んでもらう。そういうサイトもありますが、もしあなたのサイトが有名な名の知れたショップでもなく、初めての人にも気軽に利用してもらいたいと思うなら、ワンクリックで簡単に買えるセットをつくって提案しましょう。

お肉の通販サイトの事例

リニューアル前はこのようなお肉のアップと、商品パッケージだけを掲載していました。お肉の色もきれいに出ているし、普通に「良い写真」だとは思いますが、これだけでは良いネットショップの写真とはいえません。

Berore
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【素材に注目】お肉の美味しさにしか目がいっていませんでしたが、秘伝のタレの美味しさ、お肉にタレをつけこんだところ、タレの味が想像できるような素材にも注目して写真を撮影しなおしてみました。

After
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【さらに】お肉は生の状態や、完全に焼けた状態よりも、半焼けの状態が一番美味しそうに見えるようです。香ばしいかおりが漂ってくるような写真に・・・

さらに…
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【演出】ビールや炭火、野菜と一緒に・・・こんな演出で、買いたくなるような写真を撮影

演出も大事
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【Before】リニューアル前はお肉のアップとパッケージの写真のみを掲載していました。

Befor
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【After】お肉に、出し用の骨や特製スープの素をつけて、簡単に猪鍋が作れるような商品作りをしました。冬の鍋用野菜と一緒に撮影。

After
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【さらに】こんな風に料理をしてみませんか?というできあがり写真・・・美味しそうです。

さらに…
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【提案も大事】リニューアル後には、猪鍋の作り方を詳しく掲載しました。

提案も大事
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【演出も大事】女将さんに姉さんかぶりをしてもらい、遠山郷のおふくろの味だということを演出しました。(この秘伝のタレをつくっているのは女将さん本人なので、厳密に言うと演出じゃなくて本当の写真です^^)

演出も大事
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飲食店(旅館・食事処)の事例

【Before】飲食店のパーティーメニューの写真です。コンパクトデジカメを使い、何も工夫しないで上からパシャ!っと撮影しただけ。ちょっと残念ながら美味しそうとはいえません。(写真撮影された方には失礼をすみません・・・)

Before
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【After】最近の料理写真の主流は、料理雑誌風。視線をぐっとさげて、ナナメから料理にむかい、後方の背景をぼかします。お料理にはつやや、しっとり 感が大事です。乾かないように気をつけて撮影しましょう。撮影だけのために料理を作った場合は、脂を塗ったり、みりんや水分などを吹き付けたりして、つや 感を出します。
もちろん、ストロボは使わないで、できれば自然光や、赤みのある電球(黄色い暖色の電球)で少し赤みをつけたほうが美味しそうに見えます。
ストロボを使わないで、自然光が暗いために、シャッタースピードが遅くなり手ぶれをしてしまう場合は、三脚を使いましょう。ただし、三脚を使うと、良い構図を決めるのに時間がかかってしまい、枚数が撮れなかったり、試行錯誤しているうちに料理が冷めてしまいます。
最近のデジカメはISO感度を高くできるので、ISOを高く設定すれば、シャッタースピードもそれほど遅くならずに、手持ちでも撮影できます。

After
ryori_visualimg

【さらに】料理だけではなく、お店のインテリアなどを撮影して、雰囲気の演出も良いですね。

さらに…
home_noflash

最後にちょっとテストを

【最後にちょっとテスト】知る人ぞ知る大手メーカーの通販ページです。いつ見ても格好いいですね。オーソドックスなシンプルなデザインというのは年月がたっても古く感じないからすごいです。デザインはあまりでしゃばってはいけないと、自戒を込めてよく思います。

Before
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【写真が良くないと・・・】さてさて・・・・上記のページのキャプチャをとって、写真を”イマイチの写真”に変更してみました。どうでしょう。全然買う気が起こらないネットショップになってしまいますね(^_^;
(見本写真を撮影してくれた知人さん、お借りしました、変な例に使ってしまい申し訳ありません)
ネットショップ(ホームページ)は写真が命ということを実感していただくためにちょっとテストをしてみました。

After
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