(WEB制作入門1)静的サイトと動的サイトの違い
静的サイトの作り方
2000年くらいのこと。わたしがWEB制作をお仕事としてやり始めたころのことですが、当時はほとんどが、Dreamweaverやホームページビルダーを使って、サイトを制作する方法でした。
これは、自分のパソコンで、ウェブサイトをつくり、サーバーにアップロードして公開する方法、これを静的サイトと呼びます。
静的サイトの作り方は、基本的には、HTMLコードというのをテキストファイルで記述して、PCに保存。
そして、FTPという方法で、サーバーに接続してアップロードする。
そしてアップロードしたサーバーのアドレスを、ブラウザに打ち込むと表示されるという方法です。
HTMLコードはこのようなものです。
静的サイトはだんだん下火になってきた
ところがここ数年、静的な方法でサイトをつくることがほとんどなくなってきました。その理由は
- 無料ブログサービスがたくさん出て、ホームページつくる苦労しなくても、自分の発信ができることがわかってきた
>アメブロ >gooブログ - 無料ブログだけじゃなく、無料でホームページを作るサービスもたくさん出てきて、苦労する必要がなくなった。
>Jimdo >wix - スマホで見る人が多くなったことから、手づくりの静的サイトで、スマホサイトをつくるのが難しくなった
PCサイトだけ、スマホサイトだけを別々に作って、ユーザーによって振り分けすればできないこともありませんが、メンテナンスが大変になります。 - その点、ブログやCMSツールは、スマホ対応しているところが多く、1つ記事をかけば、PCとスマホ両方に最適化されて表示されます。
動的サイトとは何?
静的サイトに対して動的サイトというのは、上記で出ているブログサービスや、無料でHPを作るサービス、そして、CMSツールというプログラムをサーバーにインストールして作るサイトです。
どれも、サーバーにプログラムがインストールしてあるので、サーバーにユーザーIDとパスワードを入れてログインすると、管理画面が出てきて、そこへ記事を入力するとページが生成されます。
どうして動的サイトっていうかというと、あなたのHPやブログは、パソコンの中には存在しません。
記事を入力するとそのデータが、サーバーの中のデータベースという箱のなかにたまっていきます。
データベースというのは、Excelの表のようになっていて、日時、投稿者、タイトル、本文という条件をつけながら表の中に保存されていきます。
その表の中に保存されたデータが、ある命令で呼びだされ、ブラウザに表示されます。それがホームページです。
ブラウザに表示されるときに、ページ全体のデザインは別途、テンプレートというもので作っておいて、その型に流し込んで表示するというような方法です。
常にデータが動いていて、流しこむテンプレートを切り替えすれば、一発でHPのデザインも切り替わる、
そういうシステムで制作されているの、プログラムが生成しているのが動的サイトです。
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