【ホームページの作り方】ネットショップの作成

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ネットショップには、ショッピングカート、商品管理、会員機能、決済処理など、いくつかの必要な機能がありますが、そのしくみを作るのは結構大変な手間と労力がかかります。というわけで、そういった機能が最初から備わったサーバーを丸ごとレンタルしてしまう方法が主流になっています。

ASPサービスって何?

ASPサービスとは、ショッピング専用サイトを作るための機能が最初から丸ごとはいったサーバーをレンタル出来るところです。
月額1000円程度の安いところから20000円くらいのところまで様々ですが、少々高くても安心して利用できるサービスを使った方が良いと思います。
ASPサービスを使う場合は、最低限、独自ドメインだけは取得しましょう。
何かあってサイトを引っ越ししなければならなくなった時に、独自ドメインを持ってないとすべてをそこに置いて出てくる(今まで積み上げてきた実績を放棄して・・)ということになってしまいます。

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ショッピングモールって何?

ショッピングモールは、楽天やYahoo!ショップ、Amazonのような大手の中の1店舗として、そこに入るということです。
たいていの場合、独自のドメインは使えません。
ホームページのアドレスが、楽天ならhttp://楽天のドメイン/カテゴリ名/ショップID/なんちゃら・・・・・」になります。
大きなショッピングセンターの中に店舗を構えるようなイメージで、大手のモールに入るには費用がかかり、小さいマイナーなモールに入るには費用もかからないかわりに、効果もそれなりという結果のことが多いようです。

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レンタルではなく自分で作ったショップサイトが欲しい場合は?

ショッピングモールも、ASPサービスも、しょせん借り物なので、万一親サービスが倒産などの理由でやめてしまったときには、そのサイトもすべて終わってしまうという危険があることを承知の上で、安心できるサービスを選んだ方が良いのですが・・・・
それよりもすべて自社でオリジナルのシステムで作ってしまう方が結局は自分のものなので安心と言えます。初期投資がかなりかかるというデメリットがあります。
オリジナルのシステムで作る方法に1つとして、ECcubeなどのオープンソース(無料のスクリプト)を利用して独自ドメインで制作するという方法もあります。

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ASP、モール、独自サイト・・・どれがが良い?

これはリアルのお店で考えてみるとよくわかると思います。

(1)オリジナルサイト

自宅に店舗を作る場合は、最初に建築費がかなりかかるけど、最終的には自分のものなので安心。
しかし、自宅までお客さんを誘導するために、広告出したり、駐車場作ったり、看板作ったり、大通りに看板を出さないといけないかもしれないし、毎月のランニングコストもかかるかもしれません。

(2)ASPサービス

店舗用にできた建物を借りてお店を出す場合、毎月の家賃はかかりますが、最初にどんな設計にしようか悩まなくても、商品を並べればすぐに出店できますね。
しかし、店舗までお客さんを呼ぶために、広告出したり、看板出したり・・という苦労(1)と同じようにかかります。

(3)ショッピングモール

駅前の大きなビルのフロアのワン区画を借りてお店を出す場合、いろんな計算方法で出店料がかかります。売上げの何パーセントという計算方法で出店料がかかるところが多いようです。
しかし、駅前の大きなビルなので、お客さんの通りはいつも多く、魅力的な商品が揃っているお店だったら、上記の1と2よりは比較的簡単に成功しやすいかもしれません。
それでも広告を打って露出を高くするとか、客寄せのために赤字覚悟の目玉商品を出すなどしないと、競争には勝てないので、それなりの広告費はかかります。
リスクとしては、毎月の費用の大きさに耐えられず閉店するときは(;_;)、手元に何も残らないので(独自ドメインがないわけですから)、独自ドメインのサイトとの併設をしてリスクを減らすという方法があります。

ネットショップは写真が大事!

売れていないネットショップを見ると、ひどい写真が同じような構図でずらーっと並んでいて、「うわー・・・これでは・・・(^-^;)」と思うことがあります。
ユーザーはショッピングを楽しみたいためにやってきたのに、ピンぼけ写真、暗い写真、構図がよくない写真、色が悪い写真、モデルが良くない写真、これらが並んでいては、見る気も失せて別のお店に行ってしまいます。
良い写真を継続的に載せていくのは意外とコストがかかるものですが、そのことを計画に入れずにスタートして、いつまでも効果が上がらないと嘆いていては本末転倒ですね。
お店の顔になるヘッダーやTOPページの画像や、広告バナーはプロにちゃんととってもらいましょう。(絶対それだけの価値があります)
(専属のカメラマンがいる場合は別ですが)web更新担当者さんは、きれいに商品写真の撮影ができる技術を、勉強したほうが良いです。
そして、機材にはお金をかけたほうが、腕を磨くよりずっと近道です。
ここはよく誤解をしてる方が多いんですが、「私なんて技術がないから安いカメラで十分」って・・・。安くて小さいカメラよりは、一眼レフの方がずっと『簡単に』、素人でもきれいな写真がとれます。
きれいな光が回るように工夫する時間を考えたら、撮影キッドを購入したほうが何倍も楽に撮影できます。
写真の技術がない人ほど、ちゃんとしたカメラと、ライティングのセットを揃えるべきです。

ユーザーの購買意欲を引き出すショップとは

「SEO対策」という言葉が一人歩きするようになって、「SEO対策はどうすれば?」と悩んでいる通販サイトのオーナーさんを見ることが多くなりましたが、その前に、魅力ある商品作りができているか、の方が大事だと私は思います。

せっかく手間暇かけて検索で上位表示しても、ユーザーがそのサイトを見たとたん、「なぁんだ」と思ってすぐに×印を押していたのでは、元も子もないですね。
まず最初に、欲しくなるような商品(企画)、そしてそれにみあったデザイン、次にSEO対策や広告にしないと、広告費やSEO対策の労力を無駄使いするようなことになると思います。

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ネットショップにやってきたユーザーの気持ち

ネットショップを訪れたユーザーの気持ちって何でしょう。 それは自分がネットショップで買い物をするときのことを思い返してみるとわかると思います。

  • この店のイチオシや、人気があるのはどれ?
  • お得な情報はある?
  • これを買いたいけど、不安があるから詳しく調べたい
  • どれが良いのか選びやすくおすすめして欲しい。

ネットショップの作り方はこの「お客様はどう見てるんだろう、どう動くだろう、何が不安だろう」を考える推理力がすごく重要になってきます。

あれもこれも 表紙に入れたくなってしまいますが、普段ショップを運営していると案外見えて来ないユーザー目線ってものがあります。友人などにまっさらな気持ちでショップを見て貰って、感想を言ってもらったり、わからないところを指摘してもらうのも大事です。

toi

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