成功への道筋が見える!
ECサイト構築の種類・特徴と
構築の流れ・ポイントを専門家が解説
ECサイトの構築は、ビジネス成功への道筋を描く重要なプロセスです。自社でオリジナルのECサイトを構築する際、サイトで扱う商材やサービスの内容、売上の規模などによって適した構築方法の種類や特徴、サイト構築に必要な手順を確認して戦術を理解することも大切です。こちらでは、ECサイト構築の流れとそのポイントを解説します。ECサイトオープンに向けて第一歩を踏み出すためにも、ぜひご覧ください。
ECサイト構築の種類とそのメリット・デメリット
ECサイト構築を考える際、主な選択肢として「自社EC型」と「モール型」があります。それぞれには独自のメリット・デメリットが存在します。どちらのタイプを選択するかは、自社のリソースやビジネス目標によります。
コンテンツマーケティングによる集客
自社EC型とは、自社のウェブサイト上で独自にECサイトを構築する方法です。独自のサイトデザインやキャンペーン実施が可能ですが、一定数の集客には時間がかかり、自社でサイト運営できない場合は支援会社を探す必要があります。具体的な構築方法には、以下の4つがあります。
ASP型
ネット上で必要なシステムをレンタルする方法
オープンソース型
既存のソースコードを使用して自社でカスタマイズする方法
パッケージ型
パッケージシステムを基に自社でカスタマイズする方法
フルスクラッチ型
全て自社でサイトやシステムを一から立ち上げる方法
その最大の特徴は、自由度の高いカスタマイズ性とシステムの拡張性にあります。自社のビジネスにフィットした形でECサイトを運営できるため、独自性を持たせたい企業におすすめです。
モール型
モール型は、Amazonや楽天市場など既存のECモールに出店する方法で、新規設立のハードルが比較的低く、多くの来訪者がいるモール内であれば、商品の露出度も高まります。モール自体の集客力を利用することが可能で運営サポートも受けられます。
一方で、自社でのカスタマイズが難しく、他のショップと差別化するためのブランディング訴求が難しいというデメリットもあります。また、モール利用料や販売手数料などのコストが発生することと、価格競争が起こりやすいのが特徴です。
ECサイトの開始初期にモール型で集客を確保しつつ、その後自社EC型へ移行する戦略も有効です。
成功への道筋!ECサイト構築の流れ
ECサイト構築の成功への道筋を明らかにするため、以下の流れを押さえて進めます。
コンセプト設定
ECサイト構築の最初のステップとして、まずは「コンセプト」の設定が重要です。この段階で、「どのようなECサイトを作りたいか」を具体的に決めることが求められます。例えば、ターゲットとなるユーザー層はどのような人々なのか、サイトを通じて何を提供したいのか等、ビジョンを明確にすることで、その後の流れがスムーズに進みます。コンセプトが明確であればあるほど、ベンダーとの認識のズレも少なくなり、より理想に近いサイト構築が可能となります。
要件定義
要件定義では、サイトの機能や設計、操作性などユーザー体験を高める要素を決めます。どのようなECサイトを作りたいのか、事業者側でサイトのコンセプトや必要な機能、デザイン、予算、スケジュールなどを具体的に固めます。
要件定義の進め方を以下の通りです。
目的・コンセプト
ECサイトを通じて何を達成したいのか、サイトの全体像を描く
サイト要件
トップページのレイアウト、商品詳細ページの仕様など
システム要件
必要な機能やシステムの選定
実行計画
スケジュールや費用の設定
このように明確な要件定義を行うことで、その後のプラットフォーム選定やデザイン制作がスムーズに進み、予定通りのECサイトが構築できます。
ECプラットフォーム選定
ECサイトを構築する際に最も重要なステップの一つが、適切なECプラットフォームの選定です。ECプラットフォームとは、オンラインで商品を販売するための基盤となるシステムのことを指します。選定を行う際には、自社EC型かモール型か、またその中でもどのプラットフォームを使用するかを選びます。自社の商品やサービス、予算、必要な機能などの要件に合わせて、最適なものを選ぶことが求められます。また、長期的な視点から見て、将来的に拡張やカスタマイズが可能なフレキシブルなプラットフォームを選ぶことも重要です。これにより、ビジネスの成長に対応できるようになります。
決済種別の選定
ECサイト構築における重要なステップの一つが決済種別の選定です。ユーザーの利便性を考慮し、複数の決済方法を提供することが一般的です。主要な決済方法としては、クレジットカード決済、デビットカード決済、銀行振込、代金引換、電子マネー、ポイント決済などがあります。これらの中から、自社の商品やサービスに適したもの、また顧客層の利用傾向に合わせたものを選定しましょう。導入するためには、決済代行サービスとの契約が必要となります。決済種別を選定する際には、手数料や導入コスト、セキュリティ性能などを比較検討することも重要です。
サイトデザイン制作
サイトデザイン制作は、ECサイト構築の流れにおいて非常に重要なステップです。ブランドイメージやユーザビリティを考慮に入れたサイトデザインを作ります。ユーザー体験を最大化し、訪問者が簡単に商品を見つけて購入できるようなデザインを考えます。
デザイン制作では以下の点に注意します。
ブランドイメージを反映
ビジュアルはブランドの印象を大きく左右します。ブランドイメージと一致した色彩やフォントを使用しましょう。
ユーザビリティ
訪問者が求める情報を簡単に見つけ、操作できるようなデザインが必要です。ナビゲーションは直感的であることが大切です。
レスポンシブデザイン
様々なデバイス(スマホ、タブレット、PC)で適切に表示され、操作できるようにしましょう。
良いデザインは、購入に至るまでのユーザーの行動をスムーズに導き、コンバージョン率向上につながります。
商品登録・諸設定
商品情報を登録し、配送方法や返品ポリシーなどの設定をします。ECサイトの構築において、商品登録や様々な設定は重要な工程です。商品登録では、販売する商品の情報を詳細に入力することが求められます。商品名や価格はもちろん、商品画像、説明文、カテゴリー分けなども行います。購入者が商品を理解しやすいよう、分かりやすい説明文や鮮明な画像を用意しましょう。諸設定は、配送料や支払い方法、返品・交換についてのポリシーなどを設定します。これらは購入者の購買体験に直結するため、明確かつ適切に設定する必要があります。
以上の作業は手間と時間を要しますが、ECサイトの利便性と信頼性を向上させる重要なステップです。
テスト注文
一通りECサイトの構築が完了したら、実際に自分自身やチームメンバーが「顧客」になってみましょう。商品をカートに入れ、注文、決済までの操作を実際に行い、操作性や不具合がないか確認します。この段階で実施する「テスト注文」では次のような点を特に確認しましょう
- 商品情報や写真が正しく表示されているか
- カートに商品がスムーズに追加できるか
- 購入手続きがスムーズに行えるか
- 必要な個人情報を入力するフィールドは適切に設定されているか
- 各種決済方法が正しく機能しているか
これらの確認を怠ると、いざオープンしてから顧客からのクレームという形で問題が発覚することもあるので注意が必要です。
オープン
テスト注文で問題がなければ、いよいよサイトを公開し、販売を始めます。ようやくECサイトが世に出る瞬間ですが、それがゴールではありません。オープンしたら、その後の運用、分析、改善に移行します。お客様からのフィードバックを確認し、それを元にサイト改善を繰り返すことで、長期的な成功へとつながるECサイトを構築できます。ユーザビリティを高めるためのサイト改良や商品の更新、プロモーション企画など、適切に運用していくことが大切です。
以上の流れを確実に進めることで、ユーザビリティの高いECサイトを構築することができます。
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